接骨院 整骨院 整体院 どう違うの?
皆さんは“ 接骨院 ”と“ 接骨院 ”の違いを知っていますか?
自分のにはどちらが合うのか悩んでいる方もいるかもしれません。この記事では『接骨院 整骨院 違い』について解説していきます。整体院との使い分けもぜひ参考にしてみてくださいね。
整骨院・接骨院をはじめ、あん摩・指圧・マッサージ師の施術所、整体院など、いわゆる治療院と呼ばれている施設は、全国で約15万店ほど存在するといわれています。
「接骨院・整骨院・整体院」について詳しく解説していきます。
整骨院・接骨院 何をするところ?
まずは「接骨院」と「整骨院」の違いについてです。この2つの違いは呼称(呼び方)です。仕事内容や必要な資格は同じになります。法令では「接骨」または 「ほねつぎ」のみが使われており、今後は呼称を「接骨」に統一しようという動きも見られます。
整骨院・接骨院は国家資格保有者が施術を行います。整体と大きく違い、肩こりや腰痛のような長期間抱えている痛みではなく、交通事故やぎっくり腰のように発生して1カ月以内の外傷からくる急性の痛みという点です。病院のように保険が適用されます。 ただし骨折、脱臼については医師の診察に基づく同意が必要です(応急処置は除く)。
骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(肉離れ)に対して、「整復」「固定」「後療法」を施すことで、患部の自然治癒力を高めていきます。
- 整復:折れた骨や、外れた関節を正しい位置に戻します
- 固定:包帯やバンテージ、ギプス、シーネなどで患部を固定します
- 後療法:超音波、電気、手技施術などによって患部の血行を促進し、組織の修復力を高めていきます
整体院 何するところ?
整体院は、主に手技で関節や骨格のずれ・ゆがみを矯正したり、筋肉のこりをほぐしたりなどして、全体のバランスを整えます。各種健康保険が適用範囲外となるため、施術費用は全額自己負担となります。その反面、施術の内容に制限がなくお客様の要望に合わせた施術を行うことができます。
整体院:施術するために国家資格や義務付けられた資格は必要ありません。整体で対処する体の痛みの緩和とは、交通事故などのような急性の痛みではなく、長期間悩み続けている肩こりや腰痛のような慢性の痛みをさします。施術にあたって保険は適応されません。
※協会や専門学校などの民間団体が認定する資格は多数存在します。
接骨院と整骨院の違いまとめ
- 接骨院と整骨院は呼称が異なるだけで、施術内容に大きな違いはない
- 接骨院・整骨院は保険診療が可能であるが、整体院やカイロプラクティック院での施術は保険適用外
- 接骨院・整体院は外傷に対して手術を行わない方法で手当てを行い、骨や関節、筋肉など身体の痛みを改善
- 整体院は保険適応外のため規制が無く施術対象の範囲は広い、急性の痛みなどよりも慢性的な症状を改善
現在の症状と施術内容の希望に合わせてどの治療院にするか選びましょう。